テーブルを彩る器とテーブルセンター

島根県の斐伊川が近くを流れるのどかな田園風景の中にある出西窯。温かみのある日本家屋風の工房で、日々新しい器が生み出されています。 出西窯の器は飾り気のないシンプルなもの「道具としての使いやすさ」が特徴です。器は手に馴染みやすく、柔らかさや温もりを感じます。食器として主張することなく、和にも洋にも合わせられるデザインです。出西窯で人気の深い藍色が特徴の呉須の釉薬をほどこした深鉢は煮物やサラダなに多彩に使用でき存在感のある器です。

島根県出雲市には、豊かな自然と歴史に育まれた多くの優れた伝統工芸があります。紡績糸を藍染めし、手織りで作製されています。斐川町の特産品である出西織を製作する、多々納工房。人口の藍を用いることなく、「発酵建て」と呼ばれる昔ながらの技術を用いて糸を染めています。綿を自家栽培するなど材料にもこだわり、深くあたたかみがある独特の風合いを感じることができます。伝統的な染料である藍の魅力を丁寧な仕事で際立たせ、作品のどれも藍の持つ味わい深い色や風合いが魅力的です。